不安も後悔も受け入れてみる。“逆境”と向き合うキャリアの築き方
キャリアの描き方は人それぞれ。
多様性の時代に、自分が思うキャリアを築けるという選択の自由がある一方で、その自由ゆえの不安もあったりするのではないでしょうか。
自分で描いた道を進んでいるつもりでも、
「ちゃんと前進しているんだろうか?」
「もっと別の進み方があるんじゃないのか?」
「あのとき別の選択をしておけば、もっと良い今があったんじゃないのか?」とか。
このnoteでは20名ほどの自社グループ社員にインタビューをしてきました。
企業の公式noteですが、キラキラとして充実感にあふれたエピソードばかりではありません。
現実から目を背けたり、恥ずかしい思いをしたりした過去を持つ社員もいれば、今も悩み、考えながら前に進もうとする社員もいます。
不安を持つ自分と向き合い、それを乗り越えた経験が、いつか自信になって、成長を実感できる、ということもあると思います。
私たちがいるエネルギー業界は転換期。
会社としても、今こそ変革しなければならないというフェーズです。
変化の激しいなかで不安を感じてしまうかもしれませんが、この状況でこそ得られる成長もあるという見方もできます。
──世の中に他にはない、またともない状況
──今、この状況だからこそ、できることがある
──乗り越えた先にはきっと得られるものがある
見方を変えれば、逆境は成長へのエネルギーに変えることができる。
そんな思いでこのnoteを続けている私たちシナネンホールディングスグループのことを改めて紹介させてください。
■変革しないと生き残れない
シナネンホールディングスは、「エネルギー商社」「燃料商社」という業種に分類されます。
創業は1927年。当時は「練炭」「豆炭」という、炭でつくる固形燃料の製造・販売を行っていました。
現在の「シナネン」という社名は、かつては品川エリアに本拠があったことから社名が「品川燃料(しながわねんりょう)」だったことに由来します。
時代の流れとともに、ガス・石油・電気へと商材も変わっていき、今では再生可能エネルギー事業や、エネルギーから派生した様々な事業も幅広く展開しています。
創業から90年以上の歴史を持つ当社グループは今、「脱炭素社会」の実現という、大きな変化に向けた渦中にあります。
2050年までに、温室効果ガスの排出を実質ゼロにする。エネルギー業界のみならず、あらゆる業界に関わるグローバルでの目標です。
温室効果ガスを多く排出するガスや石油に、この先も大きく依存するわけにはいきません。
エネルギー事業を軸とする私たちも、今のままでは生き残れないと、変革を試みている真っ最中です。
再生可能エネルギー事業をはじめ、脱炭素社会の実現につながる新規事業の開発に取り組んでいます。
変わらなければならないのは、事業だけではありません。
私たちは今「風土改革」に力を入れています。
文字通り、会社の風土、文化や社風といった意味も含まれますが、この本質と位置付けているのは“一人ひとりの成長”です。
「社員の市場価値の総和=企業価値」と捉え、従業員個人の成長・変革をもって、企業としても成長・変革を実現していこうとしています。
■ピンチはチャンス
そうは言っても現況は厳しいです。国際情勢の変化をはじめ、最近のエネルギーを取り巻く環境は、目まぐるしく変化しています。
こうした環境変化にも順応しながら、変革を成し遂げなければなりません。
もし今、変わることができなければ、この先、企業として立ち行かなくなってしまうリスクさえあります。
とはいえ、目指すべき方向性は明らかでも、いち企業が急に変革できるものでもありません。2022年度はかなり厳しい決算。足元の状況が良いとは言いがたいです。
まさに「逆境」。
この状況を悲観、非難したところで、気持ちがネガティブになってしまうだけです。
むしろ、自分の考え方・見方を変えてみるほうが、ポジティブな気持ちにはなれます。
ピンチはチャンス。
逆境でこそできるチャレンジ、叶えられる成長がきっとある。
いま全国各地にいる社員が、それぞれの持ち場で、それぞれに思いを持って、仕事と向き合っています。
このnoteでお伝えしているのは、自分なりの考え方・行動で、逆境をエネルギーに変えた、あるいは変えようとしている姿です。
■考え方、行動に正解はない
逆境をエネルギーにする考え方・行動は、人それぞれです。
恥をかいても、その時に得た気づきを自分なりに取り入れたり。
目標に押しつぶされないよう、今という過程を楽しもうとしたり。
職種に対するイメージにとらわれず、新たなやりがいを見つけたり。
将来に不安を感じたからこそ、全く別の職種にキャリアチェンジしたり。
このnoteもそうです。知名度がないなりに、自分たちにこそできる情報発信にチャレンジしています。
ここに挙げたのは一例ですが、このnoteのエピソードにはすべて、逆境を成長に代えようとする考え方・行動があります。
ただ、絶対的な正解はありません。
その時々で出した自身の答えが、いつか正解になっている、というのが、私たちのnoteからのメッセージにもなっています。
■最後に
私たちの会社は、2027年度に創業100周年を迎えます。
2023年度からは5年間の第三次中計経営計画に取り組み、創業100周年のタイミングでの大きな飛躍を目指しています。
5年間で、個人も、会社もどれだけ成長できるか。
このnoteは、軌跡を載せる場所と言えるかもしれません。
生き残りをかけて、本気で成長を目指す私たちの「逆境エネルギー」が、記事を読んでくださる方のエネルギーになれば嬉しいです。
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