PVやスキがすべてじゃない。ブレないコンセプトを持って目指す“自分たちにしかできない”企業公式note
noteを続けていたら、嬉しいことがありました。
「入社前、note見てましたよ!」
ある社員への取材で言われた何気ない一言。編集担当にとっては、「やってて良かったー」と実感できる言葉でした。
正直、毎月1本の記事を更新するだけでも、ひーひー言い続けていますが、その結果としてnoteから発せられたメッセージが一助となって、当社の一員として力になってくださる方がいる。
これはPV数にも代えがたい喜びがあります。
良くも悪くも、「アナリティクスβ」というものでPV数を確認できます。
かくいう私も毎日見ています。そして、一喜一憂してしまっています(笑)
タイトルか、テーマ設定か、文章量か、拡散方法か。
自分なりに何が良かったのかを考えて、分析して次につなげるというPDCAはある程度、大切にしています。
一方で「バズろうなんて考えるな」とも常に肝に銘じています。
きっとnoteでは、狙ってつくった記事は見透かされてしまいますし(それさえうまくできる方もいると思いますが…)、決して“バズること”を目的にnoteを運営しているわけではないからです。
当社として何を伝えたいのか。
自分たちが伝えたいメッセージを、できるだけ多くの方に読んでいただけるような言葉にして伝えるのが、編集担当の仕事です。
だから、まずは自分たち(自社)のメッセージを大切にしなければ。
noteを始めて1年半ちょっと。編集担当(中の人)なりに思う「続けることの意義」を、自戒の念を込めて記事にしました。
■「ちゃんと”逆境エネルギー”が伝わりそう?」
当社のnoteには「逆境エネルギー」というコンセプトがあります。
転換期にあるエネルギー業界で、当社グループは次の成長を見据えた変革の真っ最中。
それは今に始まったことではありません。これまでも、時代に合わせて、変革を繰り返すなかで成長してきた歴史があります。
逆境は当社が成長するためのエネルギーとも言えるわけです。
その会社の成長を支えているのは、社員一人ひとり。
苦しくても、悩んでも、最後には前を向く。等身大の社員の姿を、飾らない言葉で伝えたいと考えて、「逆境エネルギー」というコンセプトは生まれました。
これまで公開してきた記事は約20本。自分で言うのもなんですが、スタンスはブレていないと思います。
公開前、チーム内で記事を確認していると、実際にこんなことを言われます。
「ちゃんと逆境エネルギーが伝わりそう?」
何を伝えたいのかが社内で一言の共通言語になっているからこそ、原点に立ち返ることができます。
ブレないコンセプトを大切に、“ざらざら”した生の声に共感する輪が、少しずつでも広がっていくことが、ひいてはファンづくりというところにもつながると信じて、このnoteを続けています。
■意図していなかった共通のメッセージ
ちょっと偉そうに大きなことを言ってしまうと、ブレずに続けた記事のストックは、いずれ財産になると思っています。
このnoteを読めば、当社グループの社風を実感していただけるようになるからです。
経歴、志、目標、働き方などなど、一人ひとり違うのは当たり前。でも、「当社グループに惹かれ、ここで働くことを選んだ今がある」という点では共通しています。
だから、この会社で働くことへの思いには、当社グループの“らしさ”のヒントがあるんじゃないかなと思っています。
実際、今まで取材をしてきた編集担当なりにキーワードが見えてきました。
それは「変革」と「成長」。
登場いただいた皆さんは、この変革期を、自身の成長のチャンスと捉えていると感じます。
当社グループでは「風土改革」に取り組んでいます。その名のとおり、企業風土を変えようという取り組みなのですが、その本質は「個人の成長」にあると強調されています。
正直、こうした会社の動きを意識して取材や執筆をしたつもりはなかったのですが、結果としては、社員が成長を目指す姿を伝える記事になっていました。
意図的に編集したものではない。だからこそ、記事の一つひとつには、登場した社員のリアルな熱量・本気度が込められています。
ちなみに、記事を公開した際は、Web社内報を通じて社内にも告知をしているのですが、最近は社長の山﨑から、登場した社員に直接メッセージが送られることがあります。
トップからというのももちろんですが、3,000人規模の会社で、感想のやり取りが生まれていることを嬉しく感じています。
noteがきっかけで、社内でもこうして共鳴が生まれ、熱量が伝わっていくことで、私たちが目指す“らしさ”が社内にも少しずつ波及していっているんじゃないかなと思います。
■当社が企業公式noteを続ける理由
ときどき他社さんの企業noteをチェックすることもあります。タイトルやテーマ設定など、参考になることばかりです。
一方で、「これはうちじゃできないよなぁ…」と嘆いてしまうことも多いです。スキが数百、数千もつくような知名度のある企業のnoteに至っては、次元が違い過ぎて言葉も出ません。
でも、この記事を書いていて改めて思うのは、「私たちにしかできない企業公式noteがきっとある」ということです。
今のPVやスキの数が全てとは限らない。
もしかしたらもう1年、あるいはもっと続けた先に、代えがたい成果があるかもしれない。
それこそ、前回公開した記事のタイトルのとおりです。
目標ありきじゃなくて、走る工程を、今をも楽しまないと。
そうやって成長を志すエピソードが一つ、また一つと積み重なれば、いずれは当社グループの“らしさ”が詰まった、日本初の「逆境エネルギーメディア」になっているかも。
さらには、記事がきっかけで同じ志を持った仲間が集まり、個人と企業の成長が加速していく。
……などと青写真は大きいですが、今、本当に伝えたいことを突き詰めた先に、「私たちにしかできない企業公式note」は自ずとできあがっているんじゃないかなと思います。
「何のためにnoteをやってるんだっけ?」
この質問に、常に胸を張って答えられる信念を持ち続けることが、編集担当の使命だと思っています。
もし、この記事から、「逆境エネルギー」を感じて、「自分も頑張ろう」という元気を得ていただけていたら幸いです。
これからもシナネンホールディングス公式noteをよろしくお願いいたします!
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