見出し画像

すべては若手2人に託された!! 「シェアオフィス」は“挑戦者”だからできた新規事業 #逆境エネルギー

こんにちは。シナネンホールディングスnote編集部です。

エネルギー会社である当社ですが、タイトルのとおりで、実は2020年にシェアオフィスを立ち上げました。

「エネルギー会社がシェアオフィス!?」って思いますよね。確かに、働き方改革推進の流れから一気にリモートワークが広まり、ビジネスチャンスがある。

とはいえ、「なんで?」と。

当社にとって新規事業です。ノウハウも、経験もない。この大役を担ったのは、若手女性社員2名でした。

まさに“挑戦”づくめ──でも、その挑戦者としての姿こそが、私たちがシェアオフィスに取り組んだ理由でもあります。

画像1

シナネンホールディングス
グループ連携推進室
吉田 萌(左)

2012年入社。学生時代は、異文化コミュニケーションを専攻。社員の雰囲気に惹かれて当社に入社。シナネンHD 経理部、BtoC向け事業を展開するミライフの経営企画部、法人営業を経て、シェアオフィス立ち上げのため、2019年2月にシナネンHD 経営企画部に異動し、4月から同部 ビジネスデベロップメントチームに配属。2021年4月から現職。通称「萌さん」。

腰本 博美(右)
2013年入社。学生時代は国際経済学を専攻。元々、大学職員を志望していたが、何気なく受けた採用選考で「この人たちと一緒に働きたい」と思い、当社に入社。BtoB事業を展開するシナネンの石油事業部、電力販売(大阪・東京)を経て、2019年2月にシナネンHD 経営企画部に異動し、4月から同部 ビジネスデベロップメントチームに配属。2021年4月から現職。通称「こっしー」。

※今回は、吉田と腰本のトークを極力そのまま文章に起こしています。先輩・後輩の2人によるリズミカルな掛け合いから、当社の雰囲気も感じていただけたらと! 


■何をしていいやら…? 不安を一掃した社長の「全部任せる!」宣言


当社のシェアオフィス「seesaw(シーソー)」が本格稼働したのは2020年6月。浜松町にあった旧本社ビルの3フロアを使って始めた新規事業でした。シェアオフィスの構想と2人の抜擢が決まったのは、それから遡ること1年半ほど前、2018年末でした。

吉田:今思えば、辞令を聞いたころが懐かしいなぁ。最初に話を聞いた感じでは、ビジネスマッチングをする場所の受付を担当すると思っていたんだよね(笑)。立ち上げから自分でやるなんて思ってもみなかった。

腰本:そうだったんですか!? 私は「遊休資産の活用」って聞いてました。旧本社ビルを活用した事業なので正しいんですけど、全然ピンと来なくて。異動してきて話を聞くうちに、シェアオフィスをやる⇒私たちがゼロイチで立ち上げると、全容が分かってきて、自分に重大なミッションが課せられたことを理解しました。

吉田:ね! 実感が湧くまでちょっとタイムラグがあった。私、直前までミライフ(グループ会社)で、ガスの法人営業を担当していたのね。チームワークが良い職場でさ。寂しさと不安もあったけど、新しいこと好きな性分だから楽しみな気持ちの方が大きかったな。

画像3

腰本:私もそうですね。辞令を聞いたのは、大阪から東京に異動して数カ月が経ってからでした。シェアオフィスについても分からない、新規事業へのイメージも無い状態でしたけど、新しいことに挑戦できることにワクワクしました。

吉田:でもさ、自分がガス事業にいたときに感じてたけど、新規事業ってちょっと遠い存在なんだよね。

腰本:わかります、私もそうでした。他の会社でも同じかもしれないですけど、目の前の仕事に直結するとは限らないので、どうしても遠い印象というか。しかも、今回はシェアオフィス事業。これまでの事業との関連性もほとんどなかったですしね。

吉田:だからうちが、なぜシェアオフィス事業をやるのか。この事業に取り組む意義を言葉にすることが、最初の一歩だったね。

腰本:ですね。逆に「そこから私たちで決めちゃっていいんですか!?」って思いました。でも、山﨑さん(HD社長)に呼ばれて3人で話したときに、きっぱり言われましたからね。「全部任せる」って

吉田若手として、女性としての視点を生かして、自由に考えてほしい。何かあったら責任は自分が取る、とまで。あの言葉で覚悟は決まったよ。

腰本:正直、こんなに自由度をもらったのは入社して初めてで、新鮮な気持ちもありましたね。私たちの意見を求めて、尊重すると言ってもらえたのも嬉しくて。こうなったら萌さんと2人でやり切ろうと思いは強くなりました。

画像2

「seesaw」8階のコンセプト:自身の"内省"を促す「過去」


■自社の歴史から生まれたコンセプトが差別化のカギ


吉田:気持ちは上がりつつも、お互いシェアオフィスのことは全く分からないから、最初はひたすら都内のシェアオフィスを見て回ったね。あの頃、こっしー大変そうだったなぁ。

腰本:ちょうど体調不良で衰えた体力がまだあんまり戻ってない頃で、ゼーゼー言っていた記憶が……。1カ月で40カ所くらいでしたっけ。ひたすら見てわかったのは、私たちならではのコンセプトを打ち出すことが大切ということでしたね。

吉田:そうそう。かつてはデベロッパーが中心だったけど、私たちもそうだし、色々な業種が空いた土地やスペースを使ってシェアオフィスを始めてるからね。働き方改革の流れに加えて、今もこのコロナ禍でリモートワークが急激に進んで、シェアオフィスの注目度はどんどん高まっているし。その中で、私たちがシェアオフィスをやる意義・目的をコンセプトとして明示することが、他社との差別化につながるんじゃないかって。

腰本:ですです。利用者とのマッチングという意味でも必要なことでしたね。コンセプトに共感してくれるユーザーが集まらないと、私たちがこのシェアオフィスで実現したいことも叶いませんし

吉田:それでコンセプトを立てるために、この空間デザインをお任せしたヒトカラメディアさんに、ワークショップをやってもらったんだよね。あれはやって良かったなぁ。

腰本:ですね。まずは自社のことを改めて理解することからと言われ、分厚い社史を引っ張り出してきて、創業からの歴史を辿っていくという、なかなか壮大な内容で(笑)。

画像4

吉田:自分の会社について知らないことがたくさんあることに気づけたな。細かいことを挙げるとキリがないけど、大きなポイントとしては「その時代ごとに新しいことにチャレンジして会社を大きくしてきていること」。

腰本:それともう1つ、「常に追う立場であること」ですね。どちらも今なお変わらないんですけど。

吉田:先頭を追うなかで、新しいことに取り組んできた。この歴史を振り返って出てきのが「挑戦者」というキーワードだったんだよね。

画像5

「seesaw」HPより

腰本:すっと腹に落ちる言葉でした。まさにうちの会社らしいなと。

吉田:このシェアオフィスは「挑戦者を応援する場所」。それは、利用者の方にとってはもちろんだけど、私たちの会社の社員にとっても、そうありたいねって。

腰本:そうでしたね。このコンセプトができたことで、私たちがシェアオフィス事業をやる理由を言葉で伝えられるようになりました。このシェアオフィスは、「挑戦者=利用者と当社グループ」を応援するための場所だと。

吉田:今までの考えにとらわれない発想をするために欠かせないのが、“遊び心(プレイフル)”。仲間と一緒に自由な発想で挑戦することで、社会を動かす大きな力が生まれるかもしれない。それはテコの原理のようで、遊具の“シーソー”みたいだねってなって。海も見える場所だし、シェアオフィスの名前も「seesaw(シーソー)」に決まったんだよね。

画像9

「seesaw」のロゴ

腰本:コンセプトが決まってからは、色々なことがスルスルと決まっていった印象です。たまに二人の間で考えが割れたときでも、挑戦者というキーワードがあったから大きくはブレずに、お互いに話し合う中で一番良い形を模索してこられたと思います。

画像7

「seesaw」9階のコンセプト:仲間たちが集い"対話"を促す「現在」


■この場所が、本当に「挑戦者を応援する場所」になるのはこれから


吉田:コロナが予想外だったとはいえ、まだまだ改善の余地はあるね。

腰本:ですね。私的には、もっと社員の皆さんに来てほしいです。コロナ禍の今は「現地に来て」とは言えないですけど、オンラインでも社内に還元できる方法を考えていきたいです。

画像8

「seesaw」10階のコンセプト:アイデアを発展させ多くの"発散"を促す「未来」

吉田:私たちって今、「seesaw」のナビゲーターという肩書きで、いわばコミュニティマネージャーの役割を担っていることで、社外のイベントにも登壇させてもらう機会も増えてるじゃない。そういう横のつながりから、自分たちとの会社もつなげていきたいね。

腰本:「seesaw」は、始まりにすぎませんもんね。シェアオフィスの多店舗展開がしたいというよりは、まずはこの場所を育てていきたいです。自分で担当してわかりましたけど、新規事業をやるってすごく大変。でも、うちの会社が生き残っていくには絶対必要だし、今までもそうしてきた歴史がある。この「seesaw」から新しい挑戦を生む雰囲気を社内外に発信していけたらいいなと思います。

吉田:だね。それこそ私たちの会社がシェアオフィスを始めた意義だと思う。「seesaw」って何かが生まれる期待感があるって、たくさんの人に思ってもらえたらそれが一番だね。

画像9

(終)


【関連リンク】
■「seesaw」公式サイト
https://seesaw-takeshiba.com/

■当社コーポ―レートサイト:プレスリリース(2020年6月15日)
旧本社ビルを活用したシェアオフィス「seesaw」 6月15日から本格始動、公式サイトもオープン

https://sinanengroup.co.jp/news/hd/200615134



みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

Twitterではグループの最新情報を配信しています。ぜひフォローください!